アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

2. 「ほぼ海沿い」の美術館を行く - MOA美術館(熱海)

ざっとした御説明(2018年10月上旬の情報です)
 熱海駅から海とは逆方向の崖のような急坂を登って行くところが「ほぼ」海沿いなわけです。民間の美術館ながら国宝3点を所有しているところが売りかな。それと秀吉の「黄金の茶室」ですとか、尾形光琳が暮らしていた京都の町家を復元したものが目立ったところ。
 常設展示専用のスペースはなくて企画展だけ。それと、国宝の一つである尾形光琳の紅白梅図屏風の展示期間が限られているため、この美術館を訪れるのが主目的の方は、何が見られるのかホームページを確認してから出かけることをお勧めします。


アラカンの個人的な感想
 企画展だけで常設展示専用のスペースは無し。企画展からの印象では、茶道に関わるものの展示に力を入れているようでした。ちなみに今回の展示では信長ゆかりの武将達が集めた茶器が数多く展示されていて、博物館的な楽しみ方もできました。


 屋外の庭までゆっくりみても1時間程度かなと思います。温泉宿の夕食、宴会までのひと時をゆったりと過ごしてみるとか、帰りの列車までの時間調整にいかがでしょうか。ま、熱海ですから温泉とセットがよろしいんじゃないでしょか。熱海駅前の足湯場にはタオルの自販機もあって、手ぶらでも大丈夫!!



オススメするとするならば
 大きなロビーや本館前の広場からの海の眺めかな。駅からバスでさんざ登ってチケット売り場があるところまでたどり着いたと思ったら、そこからエスカレーターでさらに延々と登って本館にたどり着きますので、眺望は抜群です。伊豆の山やら海やら島々の眺めが素晴らしいです。温泉街が海に近い低地側にあるので、高い所からの眺望を楽しむならこの美術館が一番だと思っています。



私はこうやってたどり着いた
 一つしかなくてわかりやすい熱海駅の改札を出たら、改札を背にして左の方向へ。


 写真真ん中のスロープを登った先がバスプール


 8番乗り場が美術館行き専用のバス乗場になっていました。私が訪れた2018年10月初旬は、IC乗車券不可の現金のみ、片道170円でした。