アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

59. 雪と氷の街の白い美術館 - 北海道立三岸好太郎美術館(北海道札幌市)

 美術館へ出かけた帰り道にアルコール、主にワインを楽しんでいることは幾度か書いたことがあるのですが、札幌でも「呑めるワインショップ」を見かけたら我慢できなくなり、白ワインとソーテルヌの甘口ワインを楽しんでしまいました。そこで勢いがついてしまい、夕食がわりに居酒屋で焼いたシマホッケの乾物を肴に札幌の地酒、大通公園のビアガーデンで生の中ジョッキ、ホテル近くでアイリッシュ・ウィスキーのロックと完全に飲み過ぎ。翌朝は、こんなことをしていたら、いつかは旅先で大変なことになってしまうのではないかと猛烈に反省する羽目になってしまいました。


 と、いうことで、今回ご紹介するのは、旅先で夭折した札幌出身の画家の作品が展示されている美術館です。



ざっとした御説明(2022年6月中旬の情報です)

 画家の遺族から寄贈された作品をもとに開設された美術館。現在は北海道立近代美術館の分館という位置づけなのだそうですが、ホームページによれば、北海道立美術館(三岸好太郎記念室)として開設された時には北海道として最初の美術館だったとのこと。歴史は本館よりも古く、もしかしたら本館開設のきっかけの一つであったかもしれない、そんな特別な美術館であるようです。
 1階に受付と喫茶、休憩スペース、展示室が3つ、2階に展示室が4つで、一人の画家の作品を常設展示する施設としては充分。アラカンの滞在時間は40分程度でした。


アラカンの個人的な感想
 現在の建物がいつ建てられたかはわからないのですが、外観も内装も白を基調としていて照明が明るく、吹き抜けになっている部分も多くてとても開放的な雰囲気。最近できた、あるいは改装された施設と言われても納得してしまいそうでした。そう言えば、北海道土産では「白いX X」というネーミングがついつい思い浮かんでしまうわけで、「白い美術館」も雪と氷の街を訪れた思い出の一つにはピッタリなのかもしれません。
 余談になりますが、東京で出会った画家の奥さんも画家だったそうで愛知に記念美術館があるとのこと。アラカンが住む相模湾沿いからは日帰りできる距離なので、近いうちに訪れてみたいと思っています。


オススメするとするならば

 札幌観光では大通公園やすすきのが定番コースですが、そこまで行っておいて外せないのがテレビ塔。エレベーターに乗るまでにビル3階分ほどの階段を登らなければならないあたりはバリアたっぷりの見事に昭和な建築物ですが、階段の途中で暖かく迎えてくれるのがテレビ父さんの御家族。今回も御挨拶した後、地上で道内限定のサッポロ・クラシックと枝豆を楽しんで来ました。ところで、気にしても仕方がないこととは思いつつも御家族の看板が10年前と変わってないような気がしてならないのですが、確かなことはわかりません。


私はこうやってたどり着いた
スタートは北海道立近代美術館
近代美術館東口を出たら案内の看板に従って左へ

右手、道路を横断したところに公園を抜ける道案内があったので公園の中へ

右手に北海道知事公館を見ながら進みます

公園を抜けて道路に出る手前に看板、その向かい側に入り口