アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

9. 見た目オフィスビル、入ってみてもオフィスビル- 汐留ミュージアム(東京都港区)

ざっとした御説明(2018年11月中旬の情報です)
 パナソニックが企業メセナの一環として運営している美術館。ジョルジュ・ルオーのコレクションが充実していることでは、ちょっと有名みたいです。企画展では色々な画家、作家の作品が取り上げられますが、ルオーの作品を常設展示する小部屋があります。点数は少ないですが、素朴で力強いルオーの特徴を感じることができる展示になっていると思います。


アラカンの個人的な感想
 汐留の高層ビル街のビル群の中の一棟で、どう見てもオフィスビルにショールームが付随している建物。意を決して建物の中に入ってみれば、身分証を首から下げたビジネス関係の方がぞろぞろと歩いたりします。今回訪れた時には、美術館があるフロアでエスカレーターを降りた先で「水回りのシステム用品の商談会」が開かれていて、社員2名がにこやかに立つ受付の奥側にチケット売り場。ちょっとビビりました。ビジネス真っ只中の、そんな違和感さえ乗り越えれば、こじんまりとした、とても可愛い美術館だと思います。


オススメするとするならば
 銀座の端っこ、新橋にも近いということでだと思いますが、いつ行っても賑わっています。街歩きのついでにアートな気分を味わうにはちょうど良い所にありますよね。日本テレビや電通のビルにも近く、この付近でも半日は遊べそうです。電通ビルの展望フロアからの眺めもかなりのものですが、天気が良ければ築地の場外市場とか浜離宮まで脚を伸ばすのも良いんじゃないでしょうか。


私はこうやってたどり着いた
最寄駅は都営大江戸線汐留駅ですが、東京駅方面からやってきたアラカンは新橋駅からスタート。まずは、地下の改札へ。


改札を背に右方向へ。目指すは都営浅草線の新橋駅。



駅で行き止まりのように見えますが、かまわず階段を降りるのが最短経路。


階段を降りたら直進。


右手に日本テレビが見えてきたら通路左側へ。



パナソニック東京汐留ビルが目的地。案内板に従って左折。


右手に電通の本社ビルを見ながら、ちょっとだけ直進。
ここの展望フロアは眺めが良くて、食事もとれます。


ショールームから入っても大丈夫。案内看板がでてました。








8. 一等地なのに混みすぎない奇跡の空間 - 三菱一号館美術館(東京都千代田区)

ざっとした御説明(2018年11月中旬の情報です)
 昔はオフィス街、今じゃ立派な観光スポットになった丸の内にある美術館。超高層ビルの低層階の外観だけを、立て直す前の由緒ありげなものにしていることが多い昨今の東京ですが、ここは木とレンガで出来た低層の建物をそのまま復元しています。赤レンガの建物としゃれた飲食店に囲まれた中庭が、すでに芸術的な雰囲気たっぷり。


アラカンの個人的な感想
 長蛇の列ができる本格派豪速球投手的な展覧会が目白押しの東京にあって、ちょっと捻りを効かせた企画で楽しませてくれる美術館ではないでしょうか。しかも、ひどく混むことがないのが良いです。今回訪れた時も、ゴッホ、ジョルジュ・ブラッグ、ピカソ、ボナール、アンリ・ルソー、ゴヤの作品が一堂に展示された部屋の中央で、ソファーに座ってゆっくりと時間を過ごすことができました。立地を考えると、奇跡的だと思います。下の写真は「撮影OK」の複製画が用意されたスペースなのですが、人影が写り込まない写真を簡単に撮影することができました。


オススメするとするならば
 中庭の向かい側にあるワイン・バー(マルゴー)のオープンテラスは外人さんの姿も多く、グラスで頼んだワインでもあれば、気分はもうヨーロッパ(笑)。

 まぁ、丸の内自体が遊べるスポットである上に、日比谷公園や有楽町の駅も近いですから何でもありなわけですが、アラカンは東京国際フォーラムの建物の間を抜けて有楽町方面へ行くのが好きです。移動販売車でも来ていれば、手軽に安く食事をとってから銀座をブラブラすることもできます。今回は木々の葉が色づきつつあるところで、ガラス張りの建物と相まって洒落た公園のようになっていました。


私はこうやってたどり着いた
 東京駅丸の内南口から出て地上を行くのわかりやすいです。


 駅舎を出たら横断歩道を渡って右折、KITTE側の歩道を駅前広場反対側へ。


駅前広場の反対側の横断報道を渡って左折して東京駅舎から離れます。


地下街を抜けて京葉線ホーム付近から地上に出るルートもあって、酷暑や雨の日には便利そうなのですが、アラカンは迷ってしまうので避けています。


直進してほどなく目的地。メインの入り口へはレンガ造りの建物の手前で中庭へ。


非日常的異空間と言えば、やっぱり船じゃないでしょか?

 アラカンにとって美術館は非日常的な異空間でひと時を過ごす場所なのですが、非日常的な異空間と言えば「船」も外すことができません。普段は台風が来れば潮を被るような海沿いに住んでいるとは言え、近くには釣り船屋が数件ある程度。釣りに全く興味がないアラカンにとって船に乗ることは、旅先での非日常性をさらに高めてくれる最高のアトラクションの一つです。
 下の写真は2016年の8月のシアトルの街を、街の沖30分のところにあるベインブリッジ・アイランドへ行くフェリーの上から撮ったもの。料金は日本円で1000円程度でちょっと高そうなのだけど、チケットを購入するのは行きだけで帰りは無料。他に交通手段がないので、「島から出て行く人=街からフェリーで来た人」ということだったようです。

 
 海の上には遮るものがなく、海岸線に沿って坂道が続くシアトルの街が一望にできて、気分は最高。30分程度の乗船だけど意外と街から離れ、ちょっとした小旅行気分でした。それにしても、出かけた先の天気が良いということは、思い出までもが2割り増しで良いものになるように感じてしまいます。


 目的地の島は住宅地でシアトルに通勤している人が多いとのことでしたが、船着場付近はちょっとした別荘地のようでした。

 
島には小さな商店街はあったものの、これと言ったものはなくて、やはり住宅地。そこで、商店街で見つけたワインの(有料)試飲ができるお店で帰りの船までの時間を過ごしました。写真は原産地がドイツのブドウを使ったワシントン州産の赤ワイン。日本ではカリフォルニアのワインが有名ですが、もっと北にあるワシントン州、オレゴン州のワインは酸味がしっかりしていて、より素敵だと思っています。


 大型のクルーズ船でスエズ運河やパナマ運河を超えてみたいという夢はありますが、独り者のアラカンは、今のところはこんな感じで楽しんでいます。
 最後ぼ写真はフェリーの外観と船室の様子です。通勤用のフェリーと聞いて橋がわりの艀を想像していたのですが、大型観光バスやトラックも沢山積載できる大型フェリーでした。