アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

68. ベッドタウンの市民ギャラリー、でいいのかな?- 青梅市立(小島善太郎)美術館(東京都青梅市)

 青梅はコロナが蔓延する前の2017年くらいに訪れていて、半日程度を遊んで過ごすにはちょうど良い観光地という記憶がありました。今回は開催されていた企画展示に興味があっての再訪で、ついでに紅葉を見て、街をブラブラと歩いて昼食でも取ってと考えていたのですが、ちょっとビックリ。街の雰囲気からは観光地のハレの感覚は感じられず、大きなマンションも見受けられるベッドタウン。街の在り方が随分と変わっているのに驚きました。観光、飲食業の厳しい状況を報道で見聞きしてはいましたが、日本人が一斉に取り組んだ行動自粛が社会に及ぼした影響の大きさを、改めて目の当たりした一日だったように思います。


ざっとした御説明(2022年11月上旬の情報です)

 1階にチケット売り場と喫茶室というか喫茶店、2階にバレーボールコート程度の展示室が二つあって、展示室の一角に小島善太郎氏の紹介文と作品が数点展示されていました。アラカンが訪れた時には特別展が開催されていましたが、普段は市民ギャラリーとして使われているのではないかと思います。


アラカンの個人的な感想
 23区内の区立の施設と比較すると建物が大きく、展示スペースもゆったりとしているように思いました。ただし、常設展示は「零ではない」といった数です。5年ほど前に訪れた青梅の街には、鉄道公園、赤塚不二夫記念館、昭和レトロ、「猫」を目玉に観光客を呼び込もうとしている雰囲気があったのですが、現時点では気に入った企画展でも開催されていないと訪れる機会はないかもしれません。下を流れる川沿いには公園があって秋はそれなりに色づくようですので、「紅葉は見たいが御岳の公園まで行くのは面倒」という方がちょっと立ち寄ってみるには良い場所にあると思います。


オススメするとするならば

 鉄道公園までは行ってみたものの、それでも時間を持て余し気味になったら、帰り道に立川の昭和国営記念公園に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。青梅線を東京方向へ戻って西立川駅で電車を降りると公園の「西立川口」がすぐそこ。この入り口からならば、立川駅側の正面入り口からではかなりの距離がある公園中央部がすぐそこです。池をぐるっと回って正面入り口へ向かえば、一筆書きで立川の繁華街を抜けて立川駅北口へ辿り着けます。


私はこうやってたどり着いた
JR東日本の青梅駅の一ヶ所だけの出入り口をを出たら正面の道を直進

大きな通りを渡って狭い道へ

坂道を下ったところに十字路があり、その先のT字路を右折
一つ手前の十字路を右折した方がわかりやすいかも

左手にJRの社宅が見ながら直進

大きな道路に出ると正面右側に目的地