アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

58. 泊まりがけの旅行を再開してみました - 北海道立近代美術館(北海道札幌市)

 北海道に初めて渡ったのは小学校1年生の時、当時札幌に住んでいた叔父の結婚式に参列するために父親に連れられて行った時のことでした。飛行機による移動が一般的ではなく、新幹線はおろか青函トンネルもなかった頃でしたので、小さな子供にはとても辛い長旅だったと記憶しています。しかし、その体験のおかげか成長してからは多少の長旅にも臆することはなくなり、北海道はこれまでも度々訪れてきました。札幌については、(北海道が大好きな)外国人旅行客の急増などもあってここ10年ほどご無沙汰になっていたのですが、コロナの流行も落ち着きを見せつつある今、泊まりがけの旅行を再開するにあったっての最初の目的地としてしてみました。


ざっとした御説明(2022年6月中旬の情報です)

 札幌観光で多くの人が訪れるであろう大通公園と円山公園・北海道神宮の間にある美術館。北の大都会札幌市の中では、そろそろ緑が多くなりつつある落ち着いた環境の中にありました。1977年開設とのことですから50年近い歴史を持つことになり、ホームページの「私たちが目指すこと・取り組むこと」を拝見すると道内の美術館施設の中核としての志の高さが伺えます。こういう美術館では収蔵作品を紹介するコレクション展を観るのが何よりの楽しみなのですが、今回訪れた時には残念ながら中止になっていました。施設としても力を入れている展示のようでしたので、ちょっと残念。


アラカンの個人的な感想

 「北海道」のイメージと言えば「大きい、広い」と言ったところだと思うのですが、そんなイメージにぴったりの美術館でした。まず、入り口を入ると全体が吹抜けになった広いアトリウム。展示スペースも充分で、アラカンが訪れ訪れた時には企画展として東京都美術館でも開催されていた「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」と言う大規模なものを開催しつつ、同時に北海道出身の画家の60点を越える作品を集めた企画展も開催。さすがに常設展示は中止されていましたが、これ以上の展示となると見る側の脚力が追いつかないかもしれません。


オススメするとするならば
 大通公園を西に外れた円山公園に近いところにありますので、タクシーをつかまえて大倉山ジャンプ競技場を訪れてみるのはいかがでしょうか。展望台からの札幌の街の眺めも良いですし、シェンツェの急勾配も大迫力です。10年前に撮影したものですが、写真が残っていましたのでアップしておきます。

 今回は、美術館の出口に「お帰りに 北海道立三岸好太郎美術館にもどうぞ 東門より150m」とあったので、そちらに寄ってみました。詳細は次回にでも。


私はこうやってたどり着いた
札幌市営地下鉄西18丁目駅の4番出口から

駅を出たら右、円山公園の方向へ

最初の交差点を右折

大きな交差点を二つ越えて直進

案内板が見えたらその先の右手が目的地