アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

21. 「葉山女子旅きっぷ」はおじいも使えるらしかった - 神奈川県立近代美術館葉山館(神奈川県三浦郡葉山町)

 美術館のある葉山の街やバスの車中では、「葉山女子旅きっぷ」と書かれたパンフレットを手にした若い女性グループを幾度か見かけました。JRばかり乗っているアラカンは知らなかったのですが、京浜急行発売している様々な企画きっぷの一つで、京急の電車とバスを使って新逗子駅経由で遊びに行くのに便利らしいのですが、なんと、この「女子旅切符」、実は性別、年齢に関係なく使用可能との事で「初老のおじさん、一人旅」でもOKらしいです。じゃ、なんで「女子旅切符」なのかと疑問に思いつつも、それでも「女子旅」というネーミングがしっくりときてしまうあたりは御用邸やマリーナの御威光があってのことでしょう。


ざっとした御説明(2019年2月上旬の情報です)

 もともとは鎌倉の鶴岡八幡宮境内に設立されたものが、新しい建物の増設、新設を繰り返す中で葉山町にも別館として建設されたものらしいですが、4つの展示室、図書施設、レストランがあって、公設の美術館としてはそれなりの規模。収蔵品展と企画展が同時に開催されていましたが、一番最初の展示室が収蔵品展でそこから奥が企画展。収蔵品展だけで十分ならば奥には進まず引き返すというシステムになっていました。工夫すれば中小規模の美術館でも二つの展示を同時に開催できるわけですね。


アラカンの個人的な感想
 2003年開館の新しい建物で、白い壁に明るい照明。平成の美術館は開放感があって、観やすくて良いのですが、作品が光で痛んだりはしなんですかね。まぁ、美術展示のプロフェッショナルな方々選んだ方法なので抜かりはないんでしょうが、昭和のおじさんとしては不思議な気分です。


オススメするとするならば

 何と言っても海の眺め。逗子の駅からのバスの車窓からは江ノ島と藤沢のビル街の遠景が同時に見えたりします。美術館まできてしまうと見えなくなってしまうので、途中の森戸神社に寄ってみることをお勧めします。磯の展望台には石原裕次郎の記念碑があって、沖の岩礁に建つ灯台と鳥居も写真栄えするアイテム。倍率高のズームレンズがあればbetterです。


私はこうやってたどり着いた
 JR横須賀線で行ったアラカンは逗子駅の海側、東口へ。


駅舎を出てすぐ前がバスロータリー。案内看板のすぐ隣、3番乗り場から。