アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

82. 2010年開設で、まだまだピッカピカでした - 静岡市美術館(静岡県静岡市)

 60代も半ばになって振り返ってみると、自分と同年代は勿論、若い人たちの葬儀に参列した思い出も随分と増えてしまいましたし、まだ若い方が亡くなったというニュースに触れることはさらに多いです。人間、自分だけは大丈夫と勘違いして生きていることが多いけれど、実際のところは幾つかの幸運のおかげで生き延びているだけで、明日のことなどわかったものではないとつくづく思ってしまいます。今回は、静岡市で「さくらももこ展」が開催されていると聞いて新幹線に乗って出かけてきました。「ちびまる子ちゃん」やエッセイで語られるエピソードは1960年代に生まれ育ったアラカンに懐かしいものが多くて、TVのアニメも毎週のように楽しみにして見ていただけに、早逝されたのが残念でなりません。


ざっとした御説明(2023年6月下旬の情報です)

 2010年開設の新しい美術館。繁華街の一等地にあるビルの中にあって、常設展示はなくて企画展示のみ。ホームページによれば多目的室でのコンサートなども含めた様々な企画を開催しているとのことで、観光アイテムというよりは市民のための施設。ただし、ミュージアムショップやカフェスペースもあって、時折見かける「美術館という名の公民館」ではありませんでした。


アラカンの個人的な感想

 JRや静鉄の駅に近く、地下道で繋がっていてとても便利。エントランスホールも白い壁に落ち着いた照明が心地良くて、「アート」だとか「芸術」だとか気張ることなく気軽に訪れることができる施設だと思いました。ネットでも市民の交流のための街の中の広場を目指しているとのことでしたので、狙い通りの施設になっているのではないでしょうか。


ちょっとしたオマケなどなど

 静岡とと言えば富士山、お茶、清水の次郎長だったのが、いつの間にやら清水のまる子が次郎長を追いやってしまって、若い人は次郎長と聞いても何のことやらわからないかもしれません。駅の周辺至る所でイラストを見かけましたが、こちらの写真は静岡駅近くの繁華街で見つけたマンホールの蓋です。お茶は駿府城公園の紅葉山庭園でお菓子と共にいただきましたが、残る富士山は雲の向こう。アラカンが住む相模湾沿いからとは一味違う眺めを楽しみにしていたので、ちょっと残念でした。


私はこうやってたどり着いた
JR東海の静岡駅北口からスタート

地下道を直進

案内看板に従って左の地下道へ

美術館の入り口へ続くエスカレーターで3階へ

エスカレーターを降りたら右方に美術館入り口の自動ドア