アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

81. 建物のすぐ前は皇居のお堀と緑色した広場です - 静嘉堂文庫美術館(東京都千代田区)

 祖母、母と二重橋を見に行ったのが最初の東京観光と記憶しています。大正の初めに生まれた祖母は、暮らしていた地域から祖父とともに勤労奉仕に選抜されて木の手入れや広場の清掃をしたことなどを、とても誇らしく思っていると話してくれました。戦後も戦後、高度経済成長期に子供時代を過ごしていたアラカンには何のことだかわからなかったとか、そんなことも含めて懐かしく思い出される皇居のすぐ近くに開設された美術館のご紹介です。


ざっとした御説明(2023年6月上旬の情報です)

 第2次大戦敗戦後にGHQが接収して使っていた、もしかすると皇居周辺でも飛び抜けて有名な建物の中に2022年に開設された美術館。それ以前は世田谷の交通至便とは言い難いところにあったもので、今でも世田谷に残る書庫部門は大学の研究者が予約して利用するようなところのようです。美術館部門の方は、丸の内にあるということから察しがつくように三菱財閥の創業家である岩崎家が蒐集したお宝を一般に公開している施設でした。


アラカンの個人的な感想

 歴史を感じさせる建物が大好きなアラカンとしては展示品よりも建物や館内の見学の方に興味があったのですが、明治時代の超絶技巧を駆使した綺麗な工芸品などが陳列されている展示も楽しかったです。「明治維新後に勃興した政商が買い集めたお宝」と行ってしまえば身も蓋もないのですが、綺麗なものは綺麗。存分に楽しめました。



ちょっとしたオマケなどなど
 かつてはマッカーサー元帥の執務室もあったという歴史的な建物ですので、まずは、この建物自体を楽しむのがよろしいのではないでしょうか。二度目以降ともなれば、すっかりと観光地化した丸の内自体、あるいは脚を伸ばして日比谷公園にや有楽町方面へ行ってもよしです。しかし、なんといっても目の前が二重橋や一面に松の木が立ち並ぶ広大な広場。時にはこちらをぶらぶらしてみるのもオススメです。注意を怠るとランナーと衝突しそうになるのが、ちょっと気にはなりますが。(笑)


私はこうやってたどり着いた
JRの東京駅丸の内南口からスタート

横断歩道を渡ってKITTE丸の内の前へ

右折して皇居方面へ

日比谷通りに出たら左折

明治生命館手前を左に入ると入り口