アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

84. あのタワーの名は「泉屋さんのお宅の庭に建てた大きなビル」ということらしい - 泉屋博古館東京(東京都港区)

 このところ旧家や旧財閥関連の美術館を訪れる機会が増えていますが、今回は関西財閥の雄、「住友家」のコレクションを基にした美術館のご紹介です。本館は京都で、今回訪れたのは東京分館。いつかは本館にも行きたいのですが、所在地はインバウンドのお客様でごった返していると噂の京都。うーん、どうしよ。


ざっとした御説明(2023年7月上旬の情報です)

 泉ガーデンタワーのお隣、住友家の東京・麻布別邸跡地に建っている美術館。常設展示は無くて企画展だけですが、時折、住友家のコレクション展を開催しているようです。開設から20年ほど経っているようですが、2020年になってから建物や展示スペースを改修したとのことで「ピッカピカの新築そっくりさん」。静かな庭園とこぢんまりとしたカフェもあって、ガーデンタワー側の賑やかさとは一味違った空間になっていました。ちなみに、「泉屋」は住友家の屋号で、タワーの名前は「泉屋さんのお宅の庭に建てた大きなビル」ということになるようです。


アラカンの個人的な感想

 泉ガーデンタワーは仕事の関係で幾度も訪ねたことがあったのですが、丘の上まで登ることは全くなくて美術館があることも知りませんでした。同じ六本木エリアの国立の新美術館やサントリー美術館の大規模な企画展等は時折訪れていたので、おそらくはメディアへの露出度が控えめな美術館なのだと思います。下のオマケでも書きましたが、CMをバンバン打って人を集めるようなことをしない静かな美術館がいくつか集まっているエリアにあるので、これからは機会を逃さずに訪れてみたいと思っています。


ちょっとしたオマケなどなど
 泉ガーデンタワーからアークヒルズ、サントリーホール、ANAインターコンチネンタルホテルにかけては、空調がしっかりと効いた上に雨に濡れる心配ない空間が広がっていて、いつでも快適に時間を潰せます。あえて難点を上げるとすれば人が多いとこですかね。都内へ出かけておいて人が多いと文句を言っても仕方がないのですが、実はこの辺りには数多くの大使館や高級ホテル、公園などがあって、5分も歩けば驚くほど静かな空間にたどり着けます。今回は丘の反対側にある「菊池寛実記念 智美術館」のカフェで昼食兼休憩としました。途中には大倉集古館もあって、こぢんまりとした美術館三つを巡るのも楽しいです。


私はこうやってたどり着いた
東京メトロ南北線六本木一丁目駅で降りたら泉ガーデンタワーの方へ

エスカレーターと階段を使って丘の上へ

丘の上へ出たら橋を渡ります

左手に美術館のカフェが見えたらもう少し

左折して入り口へ