アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

イギリスの美術館 - ロンドン(余談)

 ロンドンは、初めて個人で歩いたヨーロッパの街。しかも、帰国後1ヶ月しないうちに失血性のショックで二度も意識を失うと言う経験もして、ある意味人生の山場の一つとなった時期。病院のベッドの上で「行きたい所には逝く前に行かねば!」と決意させてくれたのは、直前のロンドンでの楽しい思い出が大きな要素だったように思います。そんな、楽しかった2012年12月の思い出から、おまけを書いてみます。


Kenwood House

 美術館ではないけれどフェルメールの「ギターを弾く女」やレブラントの自画像が鑑賞できて、イギリスの画家の作品も数多く展示されている「歴史的に価値ある御屋敷」。Wikipediaでは同時に美術館でもあるとのことですが、詳細は不明。と、言うのは2012年12月に訪れた時には建物保存のための工事中で室内には入れず、庭を一周した後、昼食を食べて帰ったから。

 お隣の丘の上にも大きなお屋敷が見え、平泉・毛越寺の浄土庭園もビックリの大きな池つきの大庭園を散策したりと、カズオ・イシグロの「日の名残り」の世界観に触れる事ができたようにも思えました。ロンドン中心部からは距離があることもあって、2018年には再訪しておらず、今ではちょっと後悔しています。もう一回、行かねば、ロンドンへ!


Abbey Road Studios

 ここも美術館ではありません。しかも、有名なのは建物近くにある「横断歩道」。最寄りのバス停や地下鉄駅から大勢の観光客がその「横断歩道」を目指して歩いている眺めは、とってもシュールに感じられました。

 アラカンが洋楽を聞き始めた頃にはビートルズはとっくに解散していて、流行していたのはQueen。ポール・マッカートニーと言えばWingsだったのですが、やはり、ロンドンに行ったらここは外せず、気恥ずかしい気持ちも少なからずの観光となりました。しかし、行ってみればアラカンはかなりの高齢者の部類。ここだけではなく、ハンブルグやニューヨークでも、ビートルズ関連の名所に集まっている人を見れば圧倒的に若い人が多買ったように思います。彼らの曲は既にスタンダードやクラシックの世界なのかもしれません。