アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

85. 広くて平らな大地も楽しめます - 茨城県近代美術館(茨城県水戸市)

 アラカンが学生時代を過ごした仙台は、当時は東北本線と常磐線で上野とつながれて、夜行の寝台特急を中心にかなりの数の特急、急行が常磐線経由で運行されていました。そのためか大学には福島の浜通りはもちろんのこと茨城出身の学生もたくさんいて、何かというと「いしけー」と口にしていたのが懐かしくて思い出されます。東北新幹線が開通して常磐線経由の優等列車がなくなったり、大震災後の原発事故の影響で鉄道が分断されたりもしましたので状況は大きく変わっているのかもしれないです。時代が変わるのは仕方がないのですが、東京への一極集中が加速しただけかもしれないと思うと、少し切ないです。


ざっとした御説明(2023年7月下旬の情報です)

 ホームページを見ると基になる県立美術館が開設されたのが戦後間もない1947年と、とても歴史のある美術館。地階に講堂、1階に受付、レストラン、ミュージアムショップ等と共に常設展示スペース、2階には企画展示スペースとフル企画。茨城というと横山大観の出身地なのですが常設展示で特別扱いされるようなことはなく、数多くの画家の作品が展示されていたのが印象に残っています。本館隣には「中村彝(つね)」という画家の東京にあったアトリエが復元されていて、ボランティアの方の説明を聞きながら建物内部を見学することができたもの楽しかったです。緑に囲まれた、とても素敵な空間でした


アラカンの個人的な感想

 山らしい山は筑波山くらいという土地柄で偕楽園の駅側の一角、大きな池のそばという立地は広々としていて気持ち良かったです。今回は水戸駅の南口から直行しましたが、JR東日本の偕楽園駅から美術館を経由して水戸駅へ向かう経路も楽しそうです。できれば有名な梅の頃とか、外出が楽しい季節にもう一度訪れてみたいです。


ちょっとしたオマケなどなど

 茨城の醸造所で造っている「常陸野ブルーイング」のビールが好きで、東京駅の「常陸野ブルーイング Tokyo Yaesu」にちょくちょく立ちっています。水戸駅近くに呑めるお店もあるようなので立ち寄ってみることも考えたのですが、普段と違うものを楽しみたいのが旅の常。今回は水戸駅の改札口近くの「いばらきの地酒バー」で日本酒を(ぐい呑みで1杯づつ)2品種、改札内のお土産店で缶ハイボールを購入して楽しんできました。地酒の方はかなりの種類数が提供されていたのですが、日帰りの旅行で完全に出来上がってしまうのは「乗り越し」等々が怖いので自重しました。(笑) お酒を飲む習慣がない方は奥久慈のクリームパンはいかがでしょうか。「とろーり」がしっかりと冷えていて、とても美味しかったです。


私はこうやってたどり着いた
JR東日本の水戸駅南口からスタート

駅舎を出たら直進

橋を渡ったら右折して川沿いの堤防の上を次の橋まで

交差点を左折

「市役所入口」の交差点を渡ったら右折

橋を渡った先の交差点を渡ると偕楽園

軽く左へ曲がる道を「ザ・ヒロサワ・シティ会館」へむかう途中、右手が目的地