アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

76. ほぼ小さな町の美術館 - ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区)

 銀座というと「高級」とか「老舗」といったイメージを抱きがちなのですが、そういうお店は見て楽しむだけにすれば時間を潰すのにお金はかかりません。少しは買い物や飲食も楽しみたければ各県のアンテナショップを巡るのも良いでしょうし、「ライオン」で軽くビールとソーセージを楽しむにしても値段は他所と(おそらく)一緒。人混みに疲れたらちょっと脚を伸ばして浜離宮まで行くこともできて、もちろん、「無料」で楽しめるところが少なからずあります。


ざっとした御説明(2023年2月下旬の情報です

 大日本印刷株式会社の文化活動の一環として1986年に開設された施設だそうです。なぜ銀座かというと、創業の地だからという分かりやす理由でした。アラカンが訪れた時には、入り口を入ってすぐのところにポスター類が展示され、地下では企画展。2階に図書と椅子、テーブルが用意されたライブラリーがありました。銀座でギャラリーというと、美術品を売買する場所、あるいはビルの一角を利用した展示スペースといったものが思い浮かぶのですが、ここの雰囲気は小さな町の美術館といったところ。


アラカンの個人的な感想

 銀座にある無料で入れるギャラリーの中では、延べ床面積は一番広いんじゃないかと思います。ライブラリーまで用意されていて、建物のかなりの部分がギャラリーとして使用されているのにはちょっと驚きましたが、エントランスを入る時点での気軽さも一番かも。少し気取った感じかする土地柄ですが、とっても親しみやすい施設だと感じました。


ちょっとしたオマケなどなど
 所在地は有名な時計台がある銀座4丁目の交差点のすぐ近く、賑やかな有楽町・銀座界隈でも一番賑やかな所で、そぞろ歩くも良し、散財に精を出すも良しです。バブル経済の余韻が残る時代に会社員だったアラカンには、上品な御香の匂いがする和服姿のお姉様方がお勤めになっているお店に出入りした経験も無いことはないのですが、現役を引退した今ではワイン屋の有料試飲で木樽の香りを楽しむのが精一杯の贅沢。とは言っても、銀座SIXの地下2階や5丁目の宝石店の2階ならば酔いが覚めるとともに深い後悔を感じるほどの散財も可能!。流石は銀座です。(笑)


私はこうやってたどり着いた
地下鉄の銀座駅が最寄りなのですが、資生堂パーラーからのハシゴだったアラカンはJR東日本の新橋駅からスタート


JR東日本新橋駅北改札を出て左方向、銀座口へ

駅舎を出たら外堀通りを渡って右折。汐留、浜離宮の方向へ

歩行者天国になる中央通りに出たら左折して東京駅の方へ

銀座SIXのビルが見えたら左折、JRの線路の方へ

1ブロック行った先の左手が目的地