73. 緑のクマさん、白い象さんがお出迎え - 練馬区立美術館(東京都練馬区)
美術館という名の施設にも色々あって、国立、都立の超本格化から喫茶店の店主が自分の作品を店内の壁に並べているだけのものまであります。訪ねる側の基準であれこれ言っても仕方がないのですが、最近ではSNSでの口コミなどもあって事前にかなりの情報が収集できてしまうので、行かずとも大凡のところは想像がついてしまうのが良し悪し。時には調べすぎて行く前に興味を失ってしまうこともあり、あくまでもアラカンの個人的な感想ですが、「地方自治体が建設した美術館」はちょっと危険。「どう読んでも公民館じゃん!?」という投稿を目にすることは多々あるし、行ってみたらその通りということもあります。それでも良い意味で予測が外れた時は嬉しくて、またいそいそと出かけてゆくのでした。
ざっとした御説明(2023年1月下旬の情報です)
入り口を入ってすぐ正面に図録も売っているチケット売り場。古いスタインウェイのピアノが置かれたロビーの奥に小さな展示室が一つと階段の上にもう一つあるようでしたが、上の方は区内の小学生の図工作品展が開催されていたので詳細は不明です。喫茶室やレストランは無く、ちょっと見は美術館という名の区民ギャラリーとか公民館といった感じでした。
アラカンの個人的な感想
ぱっと見は美術館らしくないものの、練馬に縁がある作品の収集や地元在住の芸術家が企画した展示会を開催するなど、活動は本格的な美術館でした。アラカンが訪れた時にも明治から昭和初期の油彩数点と、現代アートの芸術家がそれらの作品に触発されて描いた新作が展示されていて、時間は短かったですが十分に楽しむことが出来ました。建物の前の公園のオブジェ群も含め、近隣の住民が年に数度、気軽に楽しめるとても良い施設なのだろうなというのが感想です。
ちょっとしたオマケなどなど
最寄り駅である西武池袋線中村橋駅の周囲にはこれといった観光アイテムは見当たらず、もう少し範囲を広げて探して見つけたのが「石神井公園」。季節の変わり目などにニュースでよく見かける公園です。太田道灌が攻め落とした城址もあるということでしたが、都会の中に人間の手をなるだけ加えていない水場を残しているところが魅力の公園という印象で、神奈川の海沿いでも格段に人口密度が低いところで暮らしているアラカンがもう一度訪れることはなさそう。次に池袋線を利用する時は、池袋の駅で見かけた特急に乗って秩父までカッ飛んでみたいです。
私はこうやってたどり着いた
西武池袋線の中村橋駅からスタート
改札を出たら秩父に向かって右方向へ
駅舎を出たら左方向へ
高架線路に沿って直進
右手に動物のオブジェがある公園が見えたら公園の中へ
白い象とカラフルなキリンの間を左方向へ
階段を昇って2階へ
左手に入り口
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