アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

カナダの美術館 - バンクーバー、トロント

 2016年にバンクーバー、2017年にトロントを訪れた時に立ち寄った施設を3つほど取り上げます。有名な画家の名前が思い浮かんでこないカナダですが、それなりに楽しめる美術館はちゃんとありました。


Art Gallery of Ontario

 このブログ書くにあたって調べてみればカナダの美術史に名を残す画家の名品が数多くあったようですが、訪れた時にはよくわかっていませんでした。

 当時のアラカンも知っていたのは、箱根の彫刻の森美術館で馴染んだヘンリー・ムーアの作品。建物の外観が素敵な2階にたくさん展示されていました。イギリス出身の作家の展示が有名な所は、もとからイギリスの植民地だったトロントの特徴なのかも知れません。

 街中にあるので、トロント市内や大学を歩き回った後、休憩のついでに立ち寄るのもいいのではないでしょうか。


Royal Ontario Museum

 美術館ではありませんが、トロントに行ったらここを訪れずに済ますのはもったいないと思うので取り上げました。何が凄いかというと恐竜の化石。恐竜の化石は世界中の色々な博物館に展示されていますが、トロントの博物館は質、量ともに圧巻。

 ガイドブック的には2019年に訪れたシカゴの博物館などが有名なようですが、比べ物にならないというのがアラカンの個人的感想。トロントの街って、ざっくり言ってしまえば巨大な湖があってナイアガラの滝に近いだけで、後は単なる大都会。やる事がなくて困ってしまったら、是非、この博物館を訪れてみてください。最寄りの地下鉄の駅を降りた時から気分はかなり上がります。


Vancouver Art Gallery

 美術館として使われる前は裁判所だったそうで、新しい建物が多いバンクーバーの街の中では、比較的に歴史を感じさせる建物だったと記憶しています。帰国直前に訪れたのですが、たまたま開催されていたピカソの特別展の学芸員による解説ツアーに巻き込まれているうちに時間がなくなってしまいました。そのため、館内をゆっくりと見て回る事ができず、常設展示があったかどうかなどの詳細は覚えていません。

 チケット売り場で係の女性から色々と話しかけてもらったのに理解できず、「ごめんなさい、私は英会話が得意ではないのであなたが言った事をキャッチできませんでした。」としか言えませんでした。そんな事が、まともに食事を摂る時間もなくなり美術館の前の公園で食べたホットドックと、レモンの皮の風味がきいたレモネードの味と共に思い出されます。