アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

カナダの美術館 - モントリオール

 カナダを訪れたのは、2014年にモントリオール、2016年にバンクーバー、2017年にトロントの3回。ずいぶんと時間が経っていることもあって写真を見ながら記憶を辿ってみたのですが、モントリオールの現代美術館には行っていませんでした。また、VIAという鉄道を利用してケベック・シティーまで東進してからの帰国だったのですが、こちらの美術館や博物館は前を通り過ぎただけでした。


The Montreal Museum of Fine Arts
 外観は歴史を感じさせる建物でしたが、内部は白を基調とした明るい現代的な美術館。

 展示で印象に残っているのはクールべやシスレーといったフランスの画家の作品とナポレオン関連の展示。今にして思えばですが、トロントやバンクーバーの美術館が地元の現代美術を中心に展示していたのとは対照的だったように思います。モントリオールがあるケベック州はフランスの植民地だったものが戦争の結果イギリス領になったそうで、フランスに対する感情は他の地域とは異なるものがあるのかも知れません。


The Redpath Museum

 モントリオール美術館とは徒歩で行ける距離にある、マギルさんが創立したマギル大学という私立の名門大学にある施設。規模は小さく、展示を楽しむというよりは建物自体であるとか、大学構内の雰囲気を楽しむところだったように思います。

 大学の奥側はモン・ロワイヤル公園という高台に続いていて、眺めがとても良いところ。美術館、博物館、公園と、ほとんどお金をかけずに楽しむ事ができるはず。


 モントリオールでは入国審査で一悶着ありました。入国書類の航空便名を書く欄に、経由したニューヨークからの便の手荷物札に書かれていた番号を書いてしまったからだと思うのですが、税関の手荷物検査のための部屋の隅の方に連れていかれて質問責めに遭ってしまいました。「仕事は何をしているのか、カナダに親類、友人はいるのか、空港の出口では誰が待っているのか」、などなど。時刻はすでに21時を過ぎた頃のことで、入国できなかったらどうしていたのだろうと思うと、今でも冷や汗が出てきそうです。