アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

イギリスの美術館 - ロンドン(II)

 観光名所も美術館も数多いロンドンのこと、短い滞在時間でどれだけみて回るかとなると、「ついで」に行けるところに立ち寄ってみるのも良い方法だと思っています。今回は、そんな「ついで」に行ける三つの施設について書いてみます。


National Portrait Gallery

 ナショナル・ギャラリーの、すぐお隣り。肖像画だけを展示している日本人には珍しい美術館で、エジンバラのScottish National Portrait Galleryよりも徹底して肖像画に特化していたように思います。肖像画はどこの美術館に行ってもたくさん展示されているのですが、モナリザ、レンブレントならいざ知らず、描かれている人に興味が湧かないと絵にも興味が持てないのがアラカンの限界。この美術館で覚えているのはシェークスピアと先代のクイーン・エリザベスくらいですかね。2012年に一度訪れたきりで、2018年は通り過ぎてしまいました。


Guildhall Art Gallery

 絵画が展示されているホールよりも地下のローマ人が作った劇場の遺跡の方が有名かもしれません。規模は小さく、イギリスの画家の作品が展示されている所なので、短時間でイギリスの絵画を重点的に見るには良い所です。施設があるのはセント・ポール大聖堂やロンドン大火の記念塔、金融街などがある「シティー地区」でロンドン観光では外せない一帯なので行く機会は多いと思います。グリニッジへ足を伸ばす時に地下鉄を乗り換えるた駅もこの辺り。この建物や周囲の雰囲気もヴィクトリア期のロンドンを彷彿とさせてくれるものなので、ついでに立ち寄るには良い所だと思います。


The Queen's Gallery, Buckingham Palace

 アラカンには現地まで行っておきながら記憶も写真もないフェルメールの作品が幾つかあって、ロンドンにある4作品のうち2作品がそれにあたります。女王様のコレクションを展示しているこの美術館には「音楽の稽古」があったはずなのだけど鑑賞した記憶はありません。公開されているのが女王様がエジンバラに避暑に行っている間だけだったからかもしれないのですが、詳細は不明。施設はバッキンガム宮殿の建物の端のほうにあって、ロンドン観光の中心となる地域。またロンドンに滞在するチャンスがあったら訪れたいと思っていますが、どうやったら鑑賞できるかよく調べてからにしないとなぁ…。