アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

47. 人出は少なく、とても低リスクでした- 岡田美術館(神奈川県足柄下郡箱根町)

 都道府県境を越えての移動自粛の呼びかけも止み、そろそろどこかに行こうかと思っているうちに、なんだか怪しい雰囲気に戻りつつある今日この頃です。宣言が解除されてずいぶんと時間が経ってしまいましたが、期間中は美術館と映画館が閉鎖されると外出しようとする気にもならず、朝晩のウォーキングだけでなんの違和感もなく毎日を過ごしており、宣言解除後もそのままゆっくりしちゃっいたという次第。そこで今回、事態が再度悪化する前に「脱自粛」を果たさんと、ちょと無理やり気味に「市外の観光地」まで日帰りで行ってきました。人口過密地帯、東京・横浜から離れる方向、かつ、平日なら低リスクだよね。


ざっとした御説明(2020年6月下旬の情報です)

 2013年に開館した比較的に新しい美術館。ちょうど箱根駅伝のテレビ中継で定点ポイントが置かれる小涌谷のきついカーブのところにあって、もしかしたら有名な場所。5階建ての全フロアに展示スペースがあって、1階から4階までは公立学校の体育館くらいの広さがあるほぼ全域が展示スペース。これに、足湯と屋外の庭園、日本家屋風の飲食施設もある、日本の民間美術館としては大規模な作りでした。徹底していたのが「写真撮影お断り」が徹底していたこと。カメラはもちろん携帯電話も持ち込み不可。そんなわけで、今回は写真少なめです。


アラカンの個人的な感想
 箱根は年に幾度か訪れ、路線バスの停留所が近くにあって不便はないのに、この美術館に立ち寄ったのは今回が初めて。展示の主力が、アラカンが苦手とする陶磁器、工芸品と言うイメージがあったからなのですが、行ってみたら、やっぱりそうでした…。しかしながら、温泉で足を温めながらソフトクリームを食し、さらに巨大な風神・雷神図を眺めるとか、薄暗い山の森を感じるこ庭園を歩けるとか言うおまけも用意されていて、総合的には満足。照明が抑えられた高級感のある展示スペース、北斎の「深川の雪」もあっての入館料はお一人様2,800円。箱根価格としては、妥当なところかもしれません。


オススメするとするならば
 小田原・箱根湯本や強羅からのバスを使えば、ガラスの森や湿性花園といった他の施設を回るのにも、さほど苦労しません。そのためには(もうすぐ復旧する筈の)登山電車やロープウェイ、海賊船にも使えて何回でも乗り降りできる「箱根フリーパス」がとても便利なのですが、残念ながら似たような路線を走っている「伊豆箱根バス」には使えません。白っぽいバスに乗りそうになったら、「このパスは使えますか?」と運転手さんに確認することをお勧めします。


私はこうやってたどり着いた
 バス利用なら小田原駅前か箱根湯本駅前が始発になりますが、今回は小田原城址公園から。天守閣への出入り口にあたる常盤木門を出て天守台の下へ。


「銅門(あかがねもん)」を左手に見ながら「藤棚駐車場」へ。


駐車場の先の「藤棚交差点」を渡り、お城のような姿の小学校を左手に見ながら直進。


国道1号線の「箱根口交差点」へ出たら横断して左方向へ。


「箱根口」のバス停から乗車。辻向かいの「ういろう本店」に寄り道もできます。


「小涌園」で下車したら道路を横断。


カーブの先、右側が目的地。