アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

40. 黒兎は山上の森の公園に跳ぶ - 宇都宮美術館(栃木県宇都宮市)

 大学時代を仙台で過ごし、東北各地はもとより東日本全域の方言を聞くことができる環境にいましたが、違いがよくわからなかったのが福島県の郡山市あたりと栃木北部の話し方。栃木って関東だし、那須の山で隔てられているのでそれなりに違っているのでしょうが、チョット聞いたくらいではわかりませんでした。そう言えば、福島市は仙台に似ていたような・・・。もちろん、地元出身者の話では「全然違う!!」とのことでした。


ざっとした御説明(2020年1月上旬の情報です)

 宇都宮市の中心部から5kmほど離れた静かな山の中の美術館。財団法人が運営しているということでしたが、コレクション展と企画展が同時に開催できて、ミュージアムショップは勿論のこと、予約でディナーを提供するレストランやもあるフル規格。現代美術を中心に収集しているそうで、コレクション展では高橋由一の油彩から日本人現代作家のカラフルなアクリル絵具による作品、そして、ルネ・マグリット、アンリ・マティス、カンディンスキーと言った有名どころの作品が展示されていました。


アラカンの個人的な感想

 宇都宮駅からバスで20分程度は必要で、旅行客には優しくないところはこれまで行った東北地方の美術館に近いものを感じてしまいました。しかし、美術館がある「うつのみや文化の森」は閑静で、季節が良ければ家族連れで遊びに行くのには良さそうな公園。特に目的もなく、のんびりと時間を過ごすのには素敵なところだと思います。コレクション展の展示の仕方が、もう少し地元であるとか地域性に拘っていてもいいのかなと思いましたが、その辺りも旅行客の我儘でしょうか。


オススメするとするならば
 宇都宮まで出かけたら、やっぱり、餃子ですよね。宇都宮駅近くの専門店に行って見たたら若い女性連れでも「焼き2、水1、小ライスのセット」を普通に食していたのですが、正月太りが顕著なアラカンはビールを飲む余地を残すべく焼き餃子を1枚にしました。「焼き」と「水」の食べ比べは初めてだったのですが、水餃子の方が小麦の香りがしっかり感じられて美味しかったです。


私はこうやってたどり着いた
 通常は美術館まで行くバスが1時間に1本程度あるようですが「学校がお休みの期間」は激減。google mapによれば、バス利用にこだわると1.7km歩くのが最短コースらしいです。
JRの改札を出たら宇都宮駅南口のバス乗り場へ。


5番のバス乗り場から「帝京大学」方面のバスに乗車。


豊郷台二丁目で下車。ここからは徒歩。


左手に帝京大学のキャンパスを見ながらズンズン坂の上へ。



道が下り坂になると公園の入り口。


公園の入口からはまだ距離があって、左手にウサギの彫刻がある広場を見ながらまた坂の上へ。下の写真は坂の上から撮ったもの。


高齢者、障害者用の駐車場を目指して歩いて行くと右手に「宇都宮美術館」のバス停。
目的地まではもうチョット。