アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

46. 「あの石橋さん」のガッチリさはハンパじゃなかった - 東京国立近代美術館(東京都千代田区)

 新型コロナウイルス騒ぎの真っ只中、「人混みを避けよう!」という呼びかけを聞いて真っ先に思いついた「人混みを避けた遊び方」が、平日の映画館と美術館。特に空いた美術館となると、展示室にいるのは自分と職員の2人だけしかいないことも珍しくはないので、確かに感染症にはかかりにくそう。そんなことを考えた人は他にもいたようで、3月目前のある日のこのブログのアクセス数は、1日で通常の1ヶ月分のアクセス数を超えていました。


ざっとした御説明(2020年2月下旬の情報です)

 皇居の内堀沿い、竹橋の橋のたもとにある美術館。パッと見体育館のようにも見えますが4階建で、1階に受付とロッカースペース、展示室は2階から4階まで、レストランが2階にあってミュージアムショップは別棟になっているという、流石は国立というだけの規模。でも、入り口付近のモニュメントをよく見れば「あの石橋さん」の建設して寄贈したのでそうです。石橋さんは個人が蒐集した作品を展示するための美術館やら管理するための財団にもお金を割いていたわけで、アラカンの想像を絶するお金の使い方です。


アラカンの個人的な感想

 都内の大きな美術館について、このブログで取り上げるのは、これが初めての筈。国立西洋美術館や東京都立美術館クラスになると、立派過ぎて何を書いたら良いかわからないというか、こちらの器から溢れ出しちゃってる感じ。それにも関わらず、今回この美術館を取り上げたのは建物が個人からの寄贈だったことを知ったからです。国家が芸術家から作品を直接買い取っていたこともあるフランスならいざ知らず、芸術を愛するお金持ちなしには美術館はもちろん、芸術家の生活も成り立たないのかもしれません。


オススメするとするならば

 皇居東御苑は工芸館の回で書いてしまったので、ちょっと種切れ気味。脚を伸ばすとすればお茶の水、神田、秋葉原に、最寄駅の東西線竹橋駅を利用するなら日本橋あたりに遊びに行くんでしょうが、この日のアラカンは東京駅のステーションギャラリーへハシゴ。そんな時は、毎日新聞社東京本社がある、お隣のパレスサイド・ビルディングが便利です。昼から飲めるお店もある、なかなか賑やかなところ。コンビニもあるので、サンドイッチを買って内堀沿いを歩きながら食べてしまうのも、東京で過ごす休日っぽいかもしれません。


私はこうやってたどり着いた
 東京駅丸の内北口からスタート。


駅前広場の右側、日本工業倶楽部の建物横を皇居方向へ。


橋を渡って和田蔵門前の公園へ。


公園を抜けて内堀どおりに出たら右折。道は渡らず、右側を歩くのが吉。


白い東京消防庁のビルあたりまで来ると、左側にパレスサイド・ビルディング。


ビルをを越えたさきにコンクリート製の竹橋。橋を渡れば、目的地。