アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

35. 仙人と呼ばれた画家とその家族の思い出 - 豊島区立熊谷守一美術館(東京都文京区)

 一昔前までは、相模湾沿いから東京都内へ出かけるとなると東海道線で東京駅、小田急線で新宿駅、東横線で渋谷駅まで行ったら、そこが終点。そのせいか、新宿湘南ラインや副都心線で埼玉方面へ乗り換えなしで出かける事ができるようになった今でも、アラカンにとっての池袋は土地勘劇薄の街。思い返してみても、20年ほど前に仕事で立教大学へ行った後は、とんと御無沙汰でした。そこで、駒込の東洋文庫ミュージアムからの帰り道、せっかくここまできたのだからとネットで調べて見つけた美術館に立ち寄ってきたのですが、ここ一つしか見当たらなかったのもちょっと驚き。


ざっとした御説明(2019年9月中旬の情報です)

 現在は区立になっていますが、もとは仙人と呼ばれた絵描きのお子さん達が私宅跡地に設立した美術館。1階と2階に展示室、3階が貸しギャラリーで、1階にはチケット売り場と小さなカフェがありました。小さいながら樹木のある前庭もあって、都内サイズのコンパクトな作り。


アラカンの個人的な感想

 外装はコンクリートのタタキで静かな住宅街の中に埋もれるよう。展示室の壁もコンクリートブロックを積んだものがそのままで、とにかく質素。パーツを極限まで減らした切り絵のようなシンプルな作品の印象も相まって、仙人と呼ばれた画家やその家族の生活が偲ばれるような気がしました。

オススメするとするならば
 豊島区内とは言え、広大な住宅街のど真ん中。グーグルマップを見ながら暫く歩いてみたのですが、流石に何もなかったです。と、いうことで池袋駅まで戻るか、有楽町線や副都心線で馴染みの街へ移動するのがよろしいかと思います。アラカンは有楽町線で通い慣れた銀座方面へ流れてみました。


私はこうやってたどり着いた
 美術館のパンフレットには副都心線・有楽町線の「要町」が最寄駅とありましたが、アラカンはグーグルマップのお告げに従って千川駅を利用。改札を出たら左方向3番出口へ。


地上へ出たらちょっとだけ引き返して左方向の小路へ入って池袋駅方面へ直進。


豊島区の事務所まで来ると案内の看板。似たような曲がり角が続くので、看板に従って数を数える事をお勧めします。


ここを右折。工事中で、どういう建物かはわかりませんでした。


この建物の先に案内看板。さらに直進して右手側が目的地。