アラカンの逝く前に行ってみた

主に美術館巡りかな

27. 一攫千金の夢も無きにしも非ず - 東京藝術大学大学美術館(東京都台東区)

 日本を代表する芸術系の大学の美術館で、上野公園から谷根千と呼ばれる人気観光エリアへの途中にあることもあってか、休日などはなかなかの混み方をします。それでも上野公園の喧騒は遠く感じられて、古い大学の構内にいるのだということが感じられます。


ざっとした御説明(2019年5月下旬の情報です)

 小規模な美術館なのですがミュージアムショップやカフェもちゃんとあります。チケット売り場やロッカースペースは1階、展示室が地下と2階に分かれていますが、エレベーターで待たされて不便を感じたことはありません。昭和初期に建てられた「陳列館」と呼ばれる建物もあって、こちらは自然採光での作品鑑賞を体験できるのだけど、残念ながらあまり使われていないような気がします。アラカンの記憶にあるのは年度終わりの季節、退官される先生方の記念展示くらいかな。


アラカンの個人的な感想
 常設展示はなくて企画展だけなのですが、時折コレクション展が開かれて卒業生を中心とした日本を代表する作家の作品に触れることができます。エントランスホールの前にはイスとテーブルが並べられていて、岡倉天心の銅像が置かれた庭を眺めながらキッチンカーで購入したサンドイッチを食べるのも、ありきたりではない東京での過ごし方として気に入っています。


オススメするとするならば
 図書館の建物の1階に、卒業生や在校生の作品を展示販売しているギャラリーがあります。すでに数十万円のクラスのお値段になっているものもあれば数千円で手に入るものありで、10年後、20年後を想像しながら目利きをの勘所を鍛えるのも面白いかもしれません。


私はこうやってたどり着いた
上野駅公園口から行くのが簡単。東京文化会館と国立西洋美術館の間を抜けて動物園や東京都美術館方面へ。


東京都美術館の横を国立博物館方向へ。正面には大名屋敷かなんかの大きな門。


公園の端っこまで来たら左方向、奏楽堂や黒田記念館の方へ。


信号がある横断歩道のあたりに大学の門。右は音楽学部で美術館は左側。